白アリと赤ん坊

  • 2009.03.09 Monday
  • 16:23

よく、「子育て頑張って!」と励まされるのですが
自分が「子育てしている」
とか
「母親になった」
という意識は全く感じません。

何か、逆に忍耐を練られて訓練されている感じ。

確かに、自分が産んだんだし、可愛いな、とも思うけど
預かっている、というか…
うまく言えないけど、不思議な存在です。



さて、退院してから1週間は、貧血がひどくて体力的に厳しかったのもあって

ある晩、とっさに「チクショー、こいつ、外に捨てたろかー」と
イラっとした事がありました。
(ごめんなさい…)

そしたら、母が、アフリカのある民族の話しをしてくれました。
(前にテレビで見て、衝撃的だったので忘れられないそうです)


その民族の女達は、出産をすると、産まれたばかりの赤ん坊を連れ
母子で森に入っていきます。

そこで、森と向き合って、その子を育てるのか
森の精霊に捧げるのか
決めるんだって。

育てる事を選択したら、母子は森を出、
捧げる事を選択したら、赤ん坊はバナナの葉で編んだ籠に入れ、
白アリのアリ塚の上に乗せて、母だけが森を出るそうです。

翌日には赤ん坊は綺麗さっぱり食い尽くされ、
今度は母が、そのアリ塚を焼き払う事で
その赤ん坊は精霊に捧げた事になるそうです。


ぎょぇ…


恐すぎる…


っていうか、そんなの放映していいの?!


サクティーで想像するのはあまりに酷なので
自分が赤ん坊だったとして想像してみました。

今までで、一番痛く、一番苦しく、一番悲しく、一番恨めしい妄想でした。


サクティーがその民族に産まれてこなくてよかったし
私もその民族の土着の宗教の信仰心溢れる母じゃなくてよかった。

あまりにインパクトのある話しだったので
つい記してしまいました。

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